東北新幹線『福島』で下車し、津波であの頃に利用していた列車を利用することができず、山を越え谷を越え、約二時間のドライブで『南相馬』へやってきました。
ここ南相馬は、震災以前からシエナが度々訪れた大変想いのある地です。
震災後、シエナとしてはじめてこうしてやってくることができました。
明日の原ノ町でのコンサートを前に、今日は地元お祭りの盆踊り会場で『復興支援コンサート』に参加させていただく機会に恵まれました。
原ノ町のホールのオーケストラ、そして、地元の子供たちと一緒に演奏することになったのです( ´ ▽ ` )ﾉ！
演奏する側は勿論暑けれど、聴いてくださる方達もこの暑さの中、一生懸命聴いてくださいました。
音楽を通して復興の輪が広がり、少しでも子供達の未来に関わることができたなら幸せです。
音楽には、そんな力があると信じています*･゜ﾟ･*:.｡.:*･゜ﾟ･*
とは言っても、屋根もステージもないところ。
日中の陽射しを遮るために、木管楽器セクションは色々な工夫をしましたよ。
「高校野球の応援以来だね！」と懐かしむクラッツチーム。
タオルをかぶせ洗濯バサミや輪ゴムを使って止め陽射しを遮るという、古典的な小技となりました(^_^;)。
コンサートの後、マエストロの佐渡さんから素晴らしいディナーの贈り物。
久しぶりに暑い陽射しの中、ダラダラと汗を流して熱演した後のビールとあって、とっても美味しいです（≧∇≦）。
佐渡さんは優しいな、いつもありがとうございます･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･.。
さあ、明日はいよいよ原ノ町のホールでのコンサートです。
もう地元を離れてしまった方々も大勢いらっしゃるようです。
震災からしばらくの間避難所として使用されていたあのホール、どうなっているかなぁ。
嬉しいような怖いような、そんな気持ちで明日を迎えることになりそうです。
