LocoMoco LIFE

シエナウインドオーケストラ クラリネット奏者 飯島泉のブログ

オルガンコンサート

ここは、ベルギー、オランダ、ドイツの珍しい 国境地点。
EUに加盟する前は、パスポートも必要だったし、通貨も違ってお財布を3つも持っていたとBさんが教えてくれました。
今は、こんな風に片足づつ移動して「今、ドイツに入りました〜!」とか軽く言える時代。
島国日本じゃ考えられないね〜。

ここは、オランダ最南端のカトリック教会。

で、こちらが『プロテスタント協会』。
同じキリスト教会なのに、随分違いがあるね。

教会前の広場でマルクトが開催されていました。
早速、見学へ。。。

ほ〜ぅ!
すっごい安いーーーっ!
アスパラガスふっとーい!

本日、ここのプロテスタント教会にて『オルガン・ランチタイムコンサート』。
ダイニングテーブルが点在していて、皆お茶を楽しみながら聴いています。
プログラムは古典ものばかり。
綺麗なパイプオルガンは、とてもレトロな音色〜!
楽しい30分コンサートでした(((o(*゚▽゚*)o)))。

その後、Bさんの95歳の母、おばあちゃんに会いに行ってきました。
おばあちゃんは、老人専用のアパートに住んでいます。
はじめてお逢いするおばあちゃんは、実にキュートで95歳には見えなく若々しく品格がありとてもお綺麗。
歩行機を使い、しっかりと歩くその姿は力強く凛としていていました。
逆に、アタシを励ましてくださり、勇気や生きるよろこびを教えられたようです。
こんな風に歳を重ねられたら素敵だな。
最後にアパートの玄関までお見送りしてくださり、オランダ流のホッペに3度のキスでお別れしてくださいました。
おばあちゃん、アリガトウ、アリガトウ。
お元気で、長生きしてください。

その後、修道院へ。
趣のあるその佇まいは、900年の歴史を感じます。

ランチは修道院のカフェへ。
修道院で作っている、ワインやビール、チーズはとても美味しく、ゆったりと流れる時間を穏やかに楽しむことができました。

その後は教会で、Hさんの『パイプオルガンコンサート』!
今回の旅のリクエストでもありました。
『小フーガト短調』『上を向いて歩こう』『ワインレッドの心』。。。
教会の中は特別な響きで、Hさんのオルガンの音色はあたたかく、優しく、アタシたちを包んでくれるようでした。
ポロポロと涙が溢れたよ。。。

演奏を終えた後、教会の脇の階段を登りオルガンへ。
Hさん、どうもありがとう、すごかったよ、素敵過ぎたよ。

オルガンの位置からは、大聖堂全体が見渡せます。
「オルガン、弾いてみる?」とHさん。
はじめての、大聖堂でのパイプオルガン。
恐る恐る触ってみて、音を出して、教会に鳴り響く自分の音に感動。
そおか、そおか、こんな響きなんだね〜。
自分の音楽家人生に、またひとつ大きなヒントをいただいた瞬間でした。
Hさん、アリガトウ、アリガトウ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*