もう20回近くハワイへ来ているというのに、ここ『ビショップ・ミュージアム』へやってきたのは初めてです。
何度もハワイへ来ているうちに、ハワイの文化にとても興味がでてきたアタシ。
ようやく念願が叶い、今回の旅の目的の一つでもありました。
このミュージアムは、1889年に設立されたハワイ最大の博物館。
ポリネシア文化に関連したコレクションが多く展示されています。
『バーニス・パウアヒ・ビショップ』は、カメハメハ王家の血筋を引く最後の直系の子孫で、莫大な財産を引き継ぎました。
その夫『チャールズ・リード・ビショップ』は、妻の亡き後その財産を受け継ぎ、妻を称えて建設したのがこのミュージアムです。
カメハメハ王家の莫大な財産を、このような形で後世に残してくれたビショップさん。
ビショップ夫妻の写真。
ハワイでは、子供たちの入場は無料。
このように学習の一環として、ハワイの子供たちが歴史を学んでいます。
ハワイの子供たちは、ハワイの歴史だけでなく、フラダンス、ウクレレ、サーフィン、全て学校で教育を受けているそうです。
なんだか、素敵なことだなぁと感激しました。
日本でも、お琴や三味線、着物の着付け、日本舞踊くらいは学んでも良いですね。
外国人に聞かれても、さっぱり答えられないダメダメなアタシでした。
さてさて、これは王族が使用していた鳥の羽で作られた『マント』。
黄色や赤は、王族を象徴するカラーです。
でも、この鳥に黄色い羽は僅か、、、いったいどれだけの鳥の羽を使用したのか気が遠くなってしまいます。
今この鳥は絶滅したそうです。
ミュージアムの建物はハワイ原産の貴重な『コアの木(アカシアコア)』が多く使用されています。
昔、ハワイ諸島はコアの森で覆われ、とても尊重されていたため王族のために用いられていました。
高級家具、カヌー、サーフボード、ウクレレ、などに使用されていましたが、現在ではハワイ諸島で標高の低い場所から殆ど伐採されてしまい、なかなか観ることが出来ません。
「どこに行ったらコアの木を見られますか?」とミュージアムの日本語ガイドのノボルさんに聞いてみたら「実はミュージアムの中に一本あるんですよ」と案内してくれました。
ノボルさんと母。
じゃーん!これが『コアの木』。
小さな木だけど、想像よりうんと繊細な感じです。
ハワイの守り神『ティキ』。
ポリネシアの神話では、ティキは地球上の最初の人間と言われているそうです。
ハワイとポリネシアの多くの神たちはティキ像として表され、神の存在を近くに感じていたそうです。
全てのティキは、すぐに立ち上がり戦へ行くことができるように中腰になっているのが特徴です。
『クー』戦争の神、『ロノ』農業と平和の神、『カネ』創作、日光、森、水の神、『カナロア』海領域の神、などのティキが存在します。
なんだか、どのティキも笑っていて可愛らしい。
ここのミュージアムの広大な敷地の中には、沢山の植物や花が咲誇っています。
庭に3本この木を植えたら、家族5人は飢え死にしないと言われる『パンの木』。
この大きな実に、人間に必要な栄養素が全て含まれているそうです。
ただし、激マズだそうですが(笑)。
海やビーチ、ショッピング、リゾート的なハワイも楽しいけれど。
今回また歴史や文化を知り、ますますハワイが大好きになりました。
ハワイ、何度来ても新しい発見!
魅力、ハワイ!
LOVE HAWAII , ALOHA !