LocoMoco LIFE

シエナウインドオーケストラ クラリネット奏者 飯島泉のブログ

名取公演

毎年のように訪れていた宮城県名取市民会館』。

昨年3月11日の震災で、この辺りは大変大きな被害を受けました。
昨年の夏に、吹奏楽コンクールの審査で訪れた時には、まだまだ生々しい爪跡がみえましたが、今回の名取は一見穏やかそうにも見えました。
今日の公演は『ロームミュージックファンデーション』後援の元、地元名取市民の皆様は、無料でご招待するという公演です。

自らが被災された、シエナとも関わりの深い、南相馬のWさんの司会の元、演奏会は進行します。
指揮は、ご存知『金聖響』。
十八番の『アルメニアンダンス』『春の猟犬』から、『火の鳥』、誰もが知っている『坂本九』まで。
そして、地元の学生合唱とのコラボは、素晴らしいものでした。
元気な歌声に、会場にいる誰もが勇気をもらうような、はつらつとした合唱でした。
演奏を終えた時、会場からは割れんばかりの拍手と「ブラボー」が。
やはり、歌声にかなうものはありません。
人間の声には、どんな楽器にもかなわない、説得力やエネルギーがありますもの。

アンコールの『星条旗〜』では、名取○高校の先生が、生徒さんを数名つれてきてくださいました。
久しぶりのお元気な姿に、また感激!
また、毎年のように名取に来れるといいな。
Wさんから、楽屋に差し入れていただいた名物「笹かまぼこ」。

頑張れ、名取!
頑張れ、東北!
頑張れ、ニッポン!