本番の日のお弁当は、タンパク質多め。
シエナウインドオーケストラ第55回定期演奏会でした。
プログラムは、
アイヴズ、シェーンベルク
メリロ
マエストロは、横山奏さん。
自然に大きな流れに導かれていくような、演奏していてもブレスに苦労しない、まるでお喋りしているかのような、そんな指揮でした。
開演前のロビーコンサート。
開演前には、 指揮者の横山奏さんと、音楽ライター富樫鉄火さんによる、定期演奏会スペシャル・プレトークが行われました。
本当におさらいが大変なプログラムで苦労しましたが、やり甲斐のある楽曲ばかりでした。
瞬きもできないほどの、集中力との闘い。笑
終わってみれば、やりきった感がいっぱいの公演でした。
この日は、アルトクラリネットの原山さんの定年退職最後の本番の日でした。
入団当時から長くの間一緒にステージに立ってきた大先輩。
何十年も一緒に過ごしてきた方。
終演後には、ステージ上で花束の贈呈があり、ホールからは大きな拍手が湧き上がりました。
最後にステージから去ってゆく姿を見届け、胸が熱くなりました。
誰にでも、いつかはやってくる定年や引退。
数年後には私も同じように、この仲間たちの居るステージから降りる日がやってきます。
もう何十年も、当たり前のように過ごしているいつものステージ。
毎回毎回を今まで以上に、悔いのないように、もっともっと大切に届けていかなければなと、改めて感じた日となりました。