昨日から、宮城県名取市に来ています。
3月11日の震災で津波の被害に遭った地域です。
何度も訪れたこの名取市は、縁多きところ。
例年は、田畑の緑が綺麗な季節なのに、瓦礫や動けなくなった車、あちらこちらに漁船までも、畑や歩道に乗り上げられる光景を目の当たりにし、津波の恐ろしさに驚愕しました。
ここから海は見えるはずがなく、とても遠いはずなのに…。
家々の屋根瓦が落ち、柱だけが残っている様。
ボウリング場を差し、遺体安置に使われていた事を伺い、言葉を失いました。
今日のホールも、先日まで避難所として使われていたそうです。
ホールの隣には、プレハブの仮設住宅が並んでいました。
演奏している生徒たち、指導している先生方、きっと沢山の恐怖や悲しい
辛い思いをされたのでしょう。
どうぞ、どうか早く心の傷が癒え、以前のような町に戻れますように。
子供たちの笑顔と音楽に救われつつ、願うばかりでした。
