LocoMoco LIFE

シエナウインドオーケストラ クラリネット奏者 飯島泉のブログ

小諸散策★ひとり旅

先週のこと。
『東御公演』の際に、小諸の『懐古園』へ行ってみました。
ここは『三の門』。

懐古園』は『小諸城』の三の門〜本丸のお城の中核部分が公園として整備されたところ。
入場料は300円。

この日は朝からお天気が良く、とても気持ちのいい日でした。
ふふふ、早起きした甲斐があったね。

島崎藤村』は、恩師である小諸義塾の塾長 木村熊二の勧めで明治32年4月から小諸塾の国語と英語の教師として、東京から赴任したそうです。
この頃すでに『詩』で有名になっていた藤村でしたが、小諸時代には小説への意欲もあったそう。
藤村の小諸時代の初版本はじめ、実際に使用した生活用品などが展示されていました。

樹齢500年の『ケヤキの木』。
樹の周りは、なんと6.5mもあります。
ここ、パワースポットでしょ。
いやー、見事!

そういえば、さっきから音程の悪い笛の音が聞こえるな。。。
練習中かな?だあれ?何の楽器だろう?
音に導き寄せられるままに進んで行くと、犯人はこれ。
『草笛演奏機』とは、面白いものがあるのね( ̄◇ ̄;)。

城壁跡がそのまま残されています。
全国でも珍しい『自然積み』の石垣が印象的。
もう少ししたら紅葉祭りなるものがあるらしく、この辺りの木々も真っ赤に色づくのでしょうね。

散策にしては、坂道や階段もあったりで結構な起伏。
この辺りでハーハー、ゼーゼー、日頃の運動不足がたたります。
橋の下は『千曲川』。
藤村の「小諸なる古城のほとり・・・」ではじまる『千曲川旅情のうた』の歌碑が橋の入り口にあります。

あちこち回っているうちに『小諸神社』に到着。
ここでお参りしてちょっぴり休憩。
小さいけれど、ひっそりと趣のあるこの神社はとても落ち着く場所。
家族の健康を祈願してきました。

そうそう、前日の夜に、友人やっこと城下町『小諸』の街を歩いてみました。
駅前にはコンビニやパチンコ店などもなく、町中の照明は暗く、かな〜りノスタルジックなムード。
土産物店に入ると、お婆さんが「私でこの店は8代目だよ」「ご先祖様は島崎藤村と親しかったんだよ」と、親しく話掛けてくれるようなそんな街。
大手門から東側は生活の場で、今だに町人たちの息づいが感じられます。
北国街道添いの商家は、『商都』と言われた『小諸』の代表的な商家が軒を連ねていました。
そして、数10mおきにある『お蕎麦屋さん』の多さにも驚き。
お昼前には、あちらこちらのお蕎麦屋さんが手仕事で蕎麦を打ちはじめ、トントン、、、と蕎麦を切り、その音がヨーロッパの教会の鐘の音のように街じゅうに響いていましたよ。
美味しいはずだね、『小諸そば』。

そんなわけで『小諸散策一人旅』。
秋晴れの、朝の時間を有効に使ったアタシでしたとさ。