LocoMoco LIFE

シエナウインドオーケストラ クラリネット奏者 飯島泉のブログ

美しい音の風景

アタシのお弟子さんTちゃんのお母様「井上ちづこさん」は、多才なアーティスト。
ちづこさんは、『音楽家』です。
そして、なんと『画家』でもあるのです!
初の個展を開かれるとのご案内をいただき、早速出掛けてきました。

場所は、平塚のギャラリー。
大昔に七夕祭りに来た以来だな〜。
駅からすぐのところに、明るいギャラリーを見つけました。
中に入ると、明るくハッピーなスチール画が飛び込んできました。
この美人さんが、井上ちづこさんです(*^_^*)。
そして、この絵のタイトルは『バード・ウォッチング』。
クラリネット奏者はすぐにピンときたかもしれませんが、そう、アンサンブル・カルテットで人気曲のあの『バード・ウォッチング』!
昨年、娘さんのTちゃんの演奏を聴き、インスピレーションを得て描いたそうです。
なるほど〜、曲を知っているのでわかるわかるっ。
この時は、コンクールでも賞を貰ったほどいい演奏でしたものね。
この絵のうちの一人がTちゃんとか、そっくり( ´ ▽ ` )ノ。

続いてこの絵は、Tちゃんが音大受験で演奏した『ロッシーニのヴァリエーション』をイメージしたとか。
どの絵も、アンブシュアが美しい!
よくある絵は、楽器をただくわえているだけのものが多いけれど、頬の筋肉をちゃんと使っているのがわかります。
そして、Tちゃんの演奏している表情にそっくりです。

これは大作で、とっても大きなキャンバスに描かれた作品でした。
今もTちゃんが演奏している『ボザのブコリック』のイメージだそうです。
ブコリックとは、田園のこと。
はるか遠くまで広がる田園風景に、伸びかやに広がる音楽がみえます。
ベルが沢山描かれているのは、クラリネットの多彩な音のイメージかしら?
楽器から出ている音の色合いがとっても素敵です。

そして『コンチェルティーノ』というタイトル。
これもまたTちゃんが始めて演奏したオリジナル曲『ウエーバーのコンチェルティーノ』をイメージされたのでしょう。
写真だとよくわからないかもしれませんが、音符が薔薇の花なのですよ〜♪
こんな風に音符が見えたなら、とっても素敵だな〜(((o(*゚▽゚*)o)))。

ちづこさんの描く絵は、音楽家としての目線と、母としてお嬢さんへの愛がたくさん詰まった、とってもあたたかい作品でした。
音楽は見えないものだけれど、こんな風に音が形になって、色がついて見えるのは理想です。
私も演奏する時に、音や響きを色彩や形や、地球上に存在する動きなどに重ねイメージしたりしますが、こんな風に描くことができたら、より人に伝える力は強くなりますね。
アタシにとってもまた新しい発見となり、自身の音楽の糧になったように思います。
帰路、心もあたたかくハッピーでした*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
素敵な時間を、どうもありがとうございました!
『井上ちづこ 展 〜美しい音の風景〜』是非、お出かけくださいませ。

同時展『佐藤東魚 展』もご覧になれます。
かわいいでしょう?
東魚さんにいただいた「蓮根のお箸置き」( ´ ▽ ` )ノ。
どうもありがとうございました★

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【 井上ちづこ 展 】
〜美しい音の風景〜

2013年 1・20(日)〜27(日)
12:00〜17:30 (最終日 17:00まで)
元麻布ギャラリー平塚 (JR平塚駅北口より徒歩4分)
〒254-0042
神奈川県平塚市明石町1-1
東急イン 元麻布ギャラリー平塚
Tel&Fax 0463-22-7625