そば粉で作るクレープ『ガレット』。
朝ごはんに、おうちで作ってみました。
カロリーを考慮しバターをケチったせいで、パリパリ感が足りなかったようですが、美味しかったですよ(*^_^*)。
中には、卵やハム、キノコやベーコン等の具が入り、仕上げに塗られる塩入りのバターが香ばしいのが特徴です。
フランスの北西部のブルターニュ地方では、カフェの数よりクレープリー(クレープ料理屋さん)でこのクレープをつまみながら、地元のお酒シードルを飲み、親しい人たちとおしゃべりをするそうです。
蕎麦はやせた土地でも育つ作物であったため、ブルターニュではガレットが主食の時代が数世紀ほども続いたそうです。
デザートとしてのクレープが出来たのは後のことで、『ガレット→そばの生地で塩味』『クレープ→小麦の生地で甘い味』と一般的には使い分けられています。
先日『HENRI LE ROUX』(アンリ・ルルー)で食べたものです。
『生ハムのガレット』
『エビとチーズのガレット』
ガレットの原料になる『蕎麦』。
蕎麦というと日本のものというイメージがありますが、実はアジアは勿論、ヨーロッパやアメリカでも栽培されているグローバルな作物なのです。
レンヌONIC(国立インターシリアル局)の調べによると、生産の80%をフランスのブルターニュ地方が締めているそうです。
ブルターニュが昔からそば粉のクレープガレットが根付いてきたのが良くわかります。
それでは『ウザウザIZの蕎麦のうんちく』のコーナー(≧∇≦)!
ご存知、そばの成分である『ルチン』はポリフェノールの一種で、欧米では血管強化材として認可されているほどです。
穀物の中では唯一、蕎麦にしか含まれない栄養素です。
毛細血管に弾力を与えて強化し、血圧を下げる働きがあるため、脳卒中、高血圧症を予防する効果があります。
また、糖尿病予防にも役立ちます。
さらに、記憶細胞の保護、活性化に役立ち、老化予防にも良いとされています。
ルチンは、ビタミンCと一緒に摂ると吸収が促進されてます。
『ガレット』は歴史的な伝統料理のひとつであるのに、かしこまったイメージがなく、気軽に楽しめるフレンチです。
そして、ディナーのフルコースになる大切なメニューです。
リンゴの低発泡酒のシードルをいただきながら『ガレット』を食べた後に、デザートの甘い『クレープ』をいただくそうです。
うーん、クレープ尽くしかぁ、なんとも(^。^;)。
つまり、ビタミンCがたっぷりの『シードル』(りんごのお酒)にそば粉の『ガレット』はパーフェクトな食べ合わせということになりますね。
ルチン、ビタミンB1、ビタミンB2 は水溶性のため調理方法によって失われてしみますが、ガレットはそば粉の全成分を余すこと無く食べられる理想的な食べ方なのですね*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*!