この島には、信号機がない。
交差点では手を挙げ譲り合う。
もちろん、電車もバスもタクシーもない。
椰子の木より高い建物がない。
南国なのに冷房がない。
もちろん、お店の中や銀行、郵便局にだってない。
ここが島のダウンタウン。
街にはスーパーマーケットが一軒しかない。
本屋さんだって無い。
本を読みたければ図書館へいく。
陽が沈み眠り、陽が昇り生活をはじめる。
島の人々は皆笑顔でとっても親切。
物が無ければ、人は工夫して生活するようだ。
こんな大切なこと、すっかり忘れて生きていた。