LocoMoco LIFE

シエナウインドオーケストラ クラリネット奏者 飯島泉のブログ

ベジタリアン

数年前から、アタシはお肉を食べません。
最近色々な方に『ベジタリアン』についてよく質問されます。
理由はともかく、このことはいつかBlogで触れてみたいなと思っていました。
今日は、ちょっぴり真面目なテーマでお話しをしてみようと思います。


ベジタリアン』というと、動物の肉を食べない人のことをいいます。
肉を食べない理由や、またその厳しさの度合いは人によって様々。
動物愛護のため、宗教的な理由、など色々あります。
そして健康のため、肥満や栄養の偏り、高血圧や糖尿病、生活習慣病、癌にかかるリスクを減らすため、他にも、美容や健康のため、エコロジーに関係した問題意識の高まりや、地球環境への悪影なども理由に上がっています。

(photo:昨年ドイツアーヘン青空マルクトより)


ベジタリアン』も色々なタイプに分類さているようです。
・ピュアベジタリアン(完全菜食主義)
ラクベジタリアン(乳製品は食べる)
・オボベジタリアン(卵は食べる)
ラクト オボ ベジタリアン(乳製品や卵は食べる)
・フィッシュベジタリアン(魚介は食べる)
例外として、鳥肉や七面鳥をなどは食べる人もいるそうです。

(photo:自宅のランチサラダより)


野菜料理というと、日本では『精進料理』。
野菜、乳製品、魚介類、考えてみれば日本の伝統食はこれに当たります。
本来日本人は『農耕民族』。
日本人はみんな『ベジタリアン』だったのです。
お肉を食べなくても、豆類や乳製品などで良質なタンパク質を充分摂ることができるのです。

(photo:ある日の地味地味ご飯)


国連でも推進されていますが、家畜にかかわるエネルギー消費からすると、一人が一週間に一度だけ野菜料理を食すだけで、400gの温室効果ガスを抑制するのと同じ効果があるんですって。
野菜中心の料理にすることで、地球のエコに繋がっているなんて素敵です!

(photo:ある日のお散歩中の空)


アタシは無宗教でアレルギーもないのですが、ひょんなことから、より健康的になりたいということが理由でお肉を食べなくなりました。
野菜中心に食事をしていると身も心も軽くなり、幸せに生きられるような気がします。
理屈ではなく、実感として何かが変わり、より繊細に健康的になってきます。
そして、更に野菜料理が食べたくなるのです( ´ ▽ ` )ノ。
野菜や果物は太陽の陽を沢山受け、免疫力を高めエネルギーや生命力に満ち溢れています。
J野菜ソムリエとしても、野菜の勉強していくうちに、野菜の素晴らしさにいつも感動します。

(photo:昨年ドイツアーヘン青空マルクトより)


中国では、老子孔子
インドでは、御釈迦様、ガンジー
ヨーロッパでは、ピタゴラスプラトン、レオナルド ダ ビンチ、ニュートンシェークスピア、ルソー、トルストイ
この著名な方々もみーんなベジタリアン
調べてみると、遥か昔から世界中に多くのベジタリアンがいることに驚きました。

vegetarianの語源であるラテン語のvegetusは『活発な力強い』という意味があるそうです。
それが英語のvegetalに『成長する』という意味を与えています。
つまりベジタリアンとは『健康で生き生きとして力強い人』という意味になります。
やっぱり野菜には『生きる力』が漲っているように思うのです★

(photo:ある朝の人参ジュース)


最後に。
ベジタリアンを推奨も強制もしているわけではないので、決して誤解しないでください。
お肉がお好きな方は、勿論これまで通りしっかり召し上がっていいと思います。
お肉は美味しいし、お料理の幅も広く、良質なタンパク質が沢山含まれていますもの。
アタシの家族も友人も皆お肉が大好きなので、いつもお肉のある食卓で一緒に食事します。
アタシが食べなくても、夫テディにも、我が家にいらしたお客様にも、肉料理を作ります。
お肉と同じように、野菜も美味しくバランスよく召し上がっていただけたら嬉しいのです。
野菜や果物には、身体に必要な沢山の栄養素、身を守るべき免疫力を強くし細胞を活性化させる酵素やミネラル、未知なるパワーを秘めているのです。
そして、ベジタリアンのメリットを充分に受けるためには、決して自己判断だけにならないように、医学的、栄養学的にも適切な準備をすることが大切だと思うのです。